C-PL(サーキュラーPL)とは円偏光フィルターの事で、カメラのレンズに取り付けて使う。
光の反射具合を調整して被写体本来の色を再現したり、映り込みをおさえたりするのに役立つ。
赤矢印がC-PLフィルター
池の中の魚を撮りたいのに空が写り込んでしまう。
ガラス窓越しに屋内を撮りたいのに外の景色が写り込んでしまう。
青空が白っぽく写る。
そんなときはC-PLフィルターを!
(光の角度によっては効果が薄い場合もある。)
C-PLフィルターは枠が回転するので、効果を最小から最大までシームレスに調整できるので好みに応じて設定できる。
効果最小と最大でどのような写真になるのか以下の写真がご参考になるだろう。
基本的にjpg撮って出しでリサイズと、位置合わせの最低限トリミングは行ったが色は未調整。
C-PL(サーキュラーPL)作例
空と海
効果最小では水面に空が映り込み、青空が白っぽい。
効果最大で水面の空の映り込みがほぼなくなり、空がくっきり青くなった。
同様に海と空が変化してる。
効果最大で青空がくっきり!
太陽の位置によって、空を青くすると海面がギラギラ、海面のギラギラをおさえると空が白っぽくなる場合もある。
空の青がはっきり出る。
水たまり
効果最小では水中が見えないが、最大で水中の様子が分かる。
砂浜
砂の細かな凹凸(おうとつ)が効果最大でメリハリが付く。
最小で犬の足跡が良く分かるが最大だと砂の模様で足跡が目立たなくなる。
建物
建物の窓ガラスに注目!
最大で映り込みが消え内部の様子が見える。
上の写真よりこちらのほうがもっとわかりやすい。
鏡のように写り込んでる窓ガラスが効果最大で映り込みがほぼなくなり中の様子が見える。
植物
最大で葉っぱの反射がなくなり葉脈(ようみゃく)が見えるようになった。
まとめ
掲載写真を比較して分かる通りC-PLフィルターの効果は絶大。
不要な反射をおさえることで本来の色で写すことができる。
いつもなんか白っぽく写るな~っと感じてたら試す価値はあると思う。
葉っぱの反射、水面やガラスの映り込みもコントロールできるので風景撮るのにあるとないのではぜんぜん違う。
風景をくっきり撮るには是非オススメしたい。
おすすめのC-PLフィルター「kenko ZX C-PL」、今回の撮影もこれを使用している。
少し高いけど汚れがつきにくい。誤って指で触っても指紋がつきにくいし、汚れてもすぐに落とせる。
車のフロントガラスの撥水加工みたいな感じ。
→メーカー製品情報ページ
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