俺がいつも飲んでるのは、「サッポロ生ビール 黒ラベル」。
節約はしてるけど、ビールだけは本物にこだわりたい。
夏なんか特に、週に5本は当たり前。現場仕事で汗かいた日なんて、プシュッと1本が至福の瞬間。
ある日ビールが切れて、妻に「ビールないけど、また黒ラベルでいい?」って聞かれた。
いつも24本入りを箱買いしてるんだけど、「発泡酒とどれくらい違うの?」って聞いたら、「だいたい1,000円くらいかな」って。
おぉ…1,000円って言われるとインパクトあるけど、冷静に1本あたりの差を計算してみたら、42円くらい。
だったら、やっぱり黒ラベルいっとくか?って気分に。
でも、ふと「久しぶりに発泡酒も試してみようかな」なんて思った。
前に飲んだ時はフルーティーすぎて、後味がちょっと…だったけど、今のは違うかもしれない。
てことで、ネットで調べて評判よさげだった金麦(発泡酒)と北海道生搾り(発泡酒)を買って、黒ラベルと飲み比べてみることにした。
さて、どうなることやら…!
そこで、妻に頼んで「ビール」と「発泡酒」2本にA、B、Cと適当にラベルを貼ってもらい、グラスに注いでもらった。
自信満々。「飲み比べれば一発で分かるって!」と内心ほくそ笑みながら、いざ実飲。
ところが
A、B、Cと順番に飲んでみたけど、頭の中が「?」マークだらけに。
あれ?おかしいな?全然わからん。
仕切り直して、じっくり口に含んでのどごしや香りをチェック。
確かに微妙に違うけど、正直、説明できるほど明確じゃない。
なんなら、どれも“まあまあ美味しい”という、どんぐりの背比べ状態。
最終的に「Bが一番うまい!次にA、で、Cかな」と評価してみた。
そして答え合わせ
Bは、まさかの発泡酒「金麦」
Aは、自信満々だった本命ビール「黒生」
Cは、発泡酒「北海道生搾り」
えっ、黒生を2番目にしてる!?
飲んですぐに分かると思ってたけど、完全に自信崩壊。
俺、違いの分かる男じゃなかった。なんなら思い込みで飲んでた可能性すらある。
でも、美味しかったのは確かだ。
というわけで、妻に「今度から金麦でお願い」と、しれっとオーダーしたのだった。
コメント